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L?それともR?ちょっとした発音の違いで意味が変わる英単語【16セット】

L?それともR?ちょっとした発音の違いで意味が変わる英単語【16セット】

文法が得意でも、発音に対してコンプレックスを持ちがちな日本人。“L” と “R” の違いや、“B” と “V” の違いなどが曖昧な方は多いのではないかと思います。しかし、私たち日本人にとっては些細な発音の違いでも、ネイティブの人にとってはとんでもない意味の言葉に聞こえてしまうことも。

そこで今回は、ちょっとした違いで全然違う意味になってしまう英単語をまとめてみました!

L と R

英語学習者にとって最初の鬼門は “L” と “R”。たった一文字の違いで、意味はどこまで変わってしまうのでしょうか。

まずはそれぞれの発音を確認しましょう。

“L” は舌を前歯の裏につけたまま動かしませんが、“R” は口をすぼめるようにして、舌をつけず「ル」というイメージで発音してみましょう。一気にネイティブ感が増すはずです。

Lice(シラミ)/ Rice(米)

“Lice” と “Rice”。たった一文字違うだけで、おいしい「お米」が、ごはん中に見ようものなら一気に食欲をなくす「シラミ」に。
“I would like to eat LICE(私はシラミが食べたいのですが)” なんて言ってしまった日には、現地の友人に気味悪がられてしまうかもしれません。

Lace(手芸用などのレース)/ Race(人種・競争)

優雅なイメージの “Lace” と少々野蛮なイメージもある “Race”。イメージが対極にある2つの言葉も1文字違いなのです。
“I’m searching for beautiful RACE.(私は美しい人種を探しているの)” と言うと、差別主義者だと勘違いされてしまうので要注意です。

Fly(ハエ)/ Fry(揚げ物)

太ることさえ気にならなければどんどん食べたい「揚げ物」と、太ろうが痩せようが絶対に食べたくはない「ハエ」。間違うと、“Please pass me the FRENCH FLY(フランスのハエとって)” などの意味になってしまいます。
世界は昆虫食ブーム。いずれは本当にフレンチ “Fly” が出てくるかもしれませんが。

Alive(生きている)/ Arrive(到着する)

“Alive(生きている)” と “Arrive(到着する)” の発音の違いも日本人にとっては難しいもの。形容詞と動詞なので、会話のなかで誤解を生むことは少なそうですが、コミュニケーションを円滑に進めるためにも気をつけたいところです。

Love(愛する)/ Rub(こする)

愛の言葉も要注意。シリアスなシーンで “I RUB you forever.(私はあなたを永遠にこすり続けます)” と言ってしまったら、100年の恋も冷めてしまうこと必至ですね。

Blue(青、憂鬱)/ Brew(醸造する)

「醸造する」という意の “brew” は、ビール好きなら憂鬱な “blue” に反して陽気になれそうな言葉。“blew up” で「(コーヒーなどを)淹れる」の意味になるので、覚えておくと便利です。

Free(自由)/ Flea(ノミ)

「フリーマーケット」の「フリー」を “free” と勘違いしている人も多いのでは? 正しくは “flea market”。日本語でいうところの「蚤の市」の意です。

B と V

BとVの使い分けも、最初はなかなか手ごわいですよね。

“B” と “V” の発音の使い分けは意外と簡単。というのも、「唇を閉じて、一気に口を破裂させるようにして開く」という “B” の発音に対して、“V” の発音は「前歯で下唇を軽く噛む」と、発音の仕方が全く異なるためです。

とはいえ、慣れていないと苦手意識を持ってしまいますよね。“B” と “V” の使い分けが難しい単語にはこんなものがあります。

Berry(ベリー)/ Very(とても)

程度を表す副詞の “very” と名詞の “berry” は、意味の違いは知っていても、発音を使い分けるのが難しいかもしれません。特に、“very” は日常会話でも頻出する単語なので、きちんと発音できるようにしたいところです。

Boat(ボート)/ Vote(投票する)

「投票する」意の動詞 “vote” と、もはや日本語としても定着した船の “boat”。投票する」ときはしっかりと下唇を噛んで、“vote” と発音しましょう。

Best(最上の)/ Vest(服のベスト)

どちらもカタカナの「ベスト」として日本でもよく使われる単語なので、混同してしまうかもしれませんね。「ベストを尽くせ」は、“Do your BEST” です。力みすぎるあまり、“vest” と発音してしまわないように。

コツをつかんで、「“B” と “V” の発音使い分け問題」を克服しましょう。

S と Th

個人的には最も苦手とする発音が“S”と“th”。しかし、英語での会話においては避けて通れない道です。

日本語の「サシスセソ」の感覚で発音すれば良い “s” に比べ、難しいと感じるのは “th” の発音ではないかと思います。上の歯と下の歯の間に舌を通すようにするのが発音の仕方の基本。ただし、接頭につく “th” に関しては、「内から外へ」、接尾につくものに関しては「外から内へ」舌を動かすのがポイントです。

そんな “s” と “th” に関しても、まずは実例を知ることから克服の第一歩を踏み出しましょう。

Mouse(ネズミ)/ Mouth(口)

「大きなこと言う人」は “big mouth” と称されますが、混同して “big mouse” としないように。勝気なのか臆病なのかわからなくなってしまいます。

Pass(渡す)/ Path(小道)

“pass” は「取って回す」の意で “Please PASS me the salt(塩取ってくれる?)” のような使い方をします。

Sink(沈む)/ Think(考える)

「考える」の意でお馴染みの “think” ですが、最初の “th” を “s” と発音してしまうと、“sink(沈む)” の意に。“You have to THINK(考える必要があるよ)” と叱咤するはずが、“You have to SINK(沈んでしまえ)” となってしまっては大変ですね。

Slow(ゆっくりとした)/ Throw(投げる)

“throw” は動詞の機能のほかに「投球」という名詞の機能も持ち合わせているので、“slow throw” という発音の鬼のような組み合わせも成立します。これを間違いなく言えたら、“s” と “th” の違いはクリアできたも同然です。

かなり難解な “s” と “th” の使い分けですが、千里の道も一歩から。練習あるのみです!

まとめ

ちょっとした違いで全然違う意味になってしまう英単語を16セットご紹介しました。意味が変わるどころか、会話のなかで誤解を与えかねないものも多く、ドキッとした方もいらっしゃったのではないかと思います。

発音が似ている単語があると、使い分けが面倒だなと感じるかと思いますが、セットで覚えてしまうのがコツです。毎回、丁寧に発音することを心がけ、ブラッシュアップしていきましょうね。